North American Detective Stories Revisit 02

 再構築といった大げさなものではなく、追憶のアルバム。



雄鶏ミステリ ぶらっく選書

このシリーズがなぜかいっぱいあるのだが、比較的珍しいものだけを。

1
 ダシール・ハメット
『影なき男』
The Thin Man 1934

 雄鶏社 Ondori mysteries 1950.7
 
2
 ハメット最後の長編。タイトルの粋さと内容の
緩さのあまりの落差に絶句、また絶句……。
 この版は完訳ではなく、一部省略がある。
 『北米探偵小説論』増補決定版(インスクリプト)
272p -274p参照
3
 クレイグ・ライス   『怒りの審判』 Trial by Fury 1941
 ぶらっく選書  1950.6
 『北米探偵小説論』増補決定版(インスクリプト)
394p参照
4
 新樹社 ぶらっく選書



5
 クレイグ・ライス  『素晴らしき犯罪』
Having Wonderful Crime 1943
 ぶらっく選書 1950.7
6
 ジプシー・ローズ・リー
『Gストリング殺人事件』
The G-String Murders 1941
汎書房  1950.11
7  ジョナサン・ラティマー
『盗まれた美女』 The Lady in the Morgue 1936
 表紙は原書ペイパーバック風だが、これは
 新樹社 ぶらっく選書 1950.11 の一冊。


 『北米探偵小説論』には記載なし。
『アメリカを読むミステリ100冊』 53p に
『処刑6日前』
への言及あり。

7

世界恐怖小説全集

8

 アーサー・マッケン『怪奇クラブ』
 世界恐怖小説全集3 東京創元社 1959.2
 このシリーズはお気に入りで全12巻のうち
9冊がある。とはいえ、バラで買ったので半分
以上は函なしのまま。ここに画像は提供できない。
 マッケン集、長編『怪奇クラブ』と
「大いなる来復」を収める。

9
M・R・ジェイムス『消えた心臓』
 世界恐怖小説全集4 東京創元社 1959.10
 「五本指の怪物」「コーネリアスという女」
 W・F・ハーヴィー
 「ひとりでに動く棺桶」「豪州からきたお客」
「毒の殺虫瓶」 L・P・ハートレー
 「消えた心臓」「マグナス伯爵」M・R・ジェイムス
10
 エドワード・L・ホワイト『こびとの呪』
 世界恐怖小説全集7 東京創元社 1959.11
 英米の傑作アンソロジー
 「ラパチーニの娘」ナサニエル・ホーソーン
 「邪魔をした幽霊」W・W・ジェイコブス
 「信号手」チャールズ・ディケンズ
 「あとになって」イーディス・ウォートン
 「あれは何だったか?」F・オブライアン
 「イムレイの帰還」ラドヤード・キプリング
 「アダムとイヴ」A・E・コッパード
 「夢の中の女」ウィルキー・コリンズ
 「人間嫌い」J・D・ベレスフォード
 「チェリアピン」S・ローマー
 「こびとの呪」E・L・ホワイト
  
11
H・H・エーベルス『蜘蛛』
 世界恐怖小説全集11 東京創元社 1959.4
 この巻はドイツ篇
 「ロカルノの女乞食」クライスト
 「たてごと」ケルナー
 「蜘蛛」「みいら」「死んだユダヤ人」エーベルス
 「イグナーツ・デンナー」「世襲地」ホフマン







 S・レ・ファニュ『吸血鬼カーミラ』
 世界恐怖小説全集1 東京創元社 1958.10
 S・レ・ファニュ「白い手の怪」「緑茶」「仇魔」
「判事ハーボットル氏」「吸血鬼カーミラ」

 A・ブラックウッド『幽霊島』
 世界恐怖小説全集2 東京創元社 1958.8
 A・ブラックウッド「幽霊島」「人形」「部屋の主」
「猫町」「片袖」「約束」「迷いの谷」

 デニス・ホイートリ『黒魔団』
 世界恐怖小説全集6 東京創元社 1959.6

 W・デ・ラ・メア『死者の誘い』
 世界恐怖小説全集8 東京創元社 1958.11
 ベズィメーノフ『呪の家』
 世界恐怖小説全集10 東京創元社 1959.1
 この巻はロシア篇
 「真夜中の幻影」アルツィバーシェフ
 「呪の家」ベズィメーノフ
 「犠牲」レーミゾフ
 「妖女」ゴーゴリ
 「黒衣の僧」チェーホフ
 「まぼろし」ツルゲーネフ
 「カリオストロ」A・トルストイ

以上、箱なし

 欠巻は5、9、12

12 13
14 12  リング・ラードナー
『おれは駆けだし投手』
 ショローム・アレイヒェム
『泣き笑い人生』
 筑摩書房 世界ユーモア文学全集8
 1961.7

13  カミ『エッフェル塔の潜水夫』
 筑摩書房 世界ユーモア文学全集10
 1961.9

 エイメ、ウッドハウス、ラードナー、
アレイヒェム、カミ
 こんな顔ぶれが集まるのも「ユーモア」ならでは。
 このシリーズは全15巻あるが、
持っているのは3冊。
 装丁は花森安治

14 カミ『人生サーカス』
 白水社 1936.7


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